黒字倒産ってなに?

会社は、黒字でも倒産することがあります。また、赤字が続いても倒産しないこともあります。これは、現時点でどれだけお金を持っているかによります。

会社は、業種やビジネスモデルの違いにもよりますが、製品やサービスを納めた時点でお金が入るわけではありません。取引先と決めた期限にその入金があります。1か月後かもしれないし、2か月後かもしれません。最悪は取引先に現金がなく倒産などしてしまえば収入がないということもありえます。

例えば、取引先が払えないまたは、遅れるといった場合、製品やサービスを納めているのですから売上はあるということになります。つまり、損益計算書上では黒字です。しかし、実際に収入がありません。会社はこういうことも想定して、利益を余剰金として貯めておくのですが、それも無くいつも現金を持っていない会社は、他のところに支払いができません。もし、その中で支払手形を発行していれば、約束した期日にお金を払えないので、不渡りということになります。不渡りを出すと全ての銀行との取引が停止しますので倒産となります。
黒字倒産が起こる最も多い例は、この手形の不渡りによるものです。そして、これが1つの会社で起これば、そこと取引のある現金を持たない会社が、次々に同様の危機を迎えます。

会社の倒産は、赤字だから起こるのではありません、黒字であっても現金を手元に持っていないから起こります。現金を持っていないと突然のリスクに対応できないのです。